ビジネスの場で欠かすことのできないアイテムの一つに名刺があります。
しかし、その一つ一つを残して管理しておくとなると場所も取りますし、持ち歩くとなると大きな荷物になりますよね。
そこでおすすめなのが、アプリを使って名刺を管理するという方法です。
スマートフォンの中で管理しておけば、持ち運びも簡単ですし、いつでもデータを取り出すことができます。
こちらのページでは、ビジネスシーンで活躍する無料の名刺管理アプリをご紹介します。
あなたにあった名刺アプリの選び方についても解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
【iPhone・Android】人気の無料名刺管理アプリ10選
それでは早速、人気の無料名刺管理アプリをご紹介していきます。
今回、10種類の名刺管理アプリをピックアップしました。
まずは、それぞれのアプリについて比較できるよう、簡単にではありますが一覧表にまとめました。
アプリ名 | 登録方法 | 登録可能枚数 | バックアップ | オフライン使用 | セキュリティ面 |
---|---|---|---|---|---|
Eight | スキャン | 無制限 | ◯ | △ | ・プライバシーマーク取得済み ・データの暗号化 |
CAMCARD | ・スキャン ・QRコード ・メールのシグネチャ |
500枚 | ○ | ◯ | ・銀行レベルの暗号化技術の導入 |
SanSan | スキャン | ー | ー | ー | ・プライバシーマーク取得済み ・データの暗号化 |
Wantedly People | スキャン | 無制限 | ◯ | ー | ・データの暗号化 |
Evernote Scannable | スキャン | 無制限 | ー | ー | ・データの暗号化 |
myBridge | スキャン | 無制限 | × | ー | ・ISO27001, ISO27701の適合認証取得済み ・データの暗号化 |
名刺ファイリングCLOUD | スキャン | 100枚 | ◯ | ー | ・金融機関向けシステムと同等のセキュリティー基準 |
名刺認識 ABBYY Business Card Reader | スキャン | 10枚 | ◯ | ー | ー |
PHONE APPLI PEOPLE | スキャン | ー | ー | ー | ・プライバシーマーク取得済み |
hureco | ・iBeacon機能 ・QRコード |
ー | ◯ | ー | ー |
※アプリストア、公式サイトに情報の記載がなかった項目に関しては「ー」と記載しています。
今回ご紹介する名刺管理アプリは「hureco」を除いて、スマートフォンなど端末のカメラを使用してスキャンし登録を行います。
数秒程度で情報の読み取りから登録ができてしまう手軽さが魅力です。
しかし、アプリによって登録できる名刺の枚数に大きな差があります。
仕事柄、人と会う機会が多いという方は無制限に登録できるアプリを選んでおくと安心です。
その他、バックアップや同期の可否、セキュリティ面などもアプリにより異なります。
機能性に優れていて使いやすいアプリをお探しならば「Eight」や「CAMCARD」がおすすめです。
以下で各アプリの特徴や魅力についてお話ししていきますので、使用頻度や使い方に合わせて、あなたにあった名刺管理アプリを探していきましょう。
Eight
料金 | 無料 ※アプリ内課金あり |
---|---|
登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 無制限 |
バックアップ | 可能 ※クラウド保存容量・期間、無制限 |
オフライン使用 | 一部可能 |
同期 | 可能 ※Slack |
セキュリティ | ・プライバシーマーク取得済み ・データの暗号化 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/パソコン |
「Eight」は、取り込んだ名刺からあなただけのプロフィールを作成し、名刺管理やキャリア形成に活用できるキャリアプロフィールアプリです。
使い方は非常に簡単で、登録したい名刺を撮影するだけ!
AIと手入力の技術を組み合わせることで、正確かつスピーディーにデータ化して登録することができるんです。
URLやQRコードを相手に送れば、オンラインでの名刺のやり取りも可能なため、いつどこでも名刺交換ができてしまいます。
そうして登録した情報は、登録日や名前順に管理できるので、管理のしやすさと見つけやすさも抜群です。
もちろん、会社名、氏名、電話番号などといった情報から検索をかけることも可能ですので、自分に合った方法でうまく情報管理をしてみてくださいね。
さらにEightには近況情報の投稿機能が備わっており、登録した人の投稿をチェックすることができます。
相手が転職や昇進などで名刺を変更した場合にも通知が届くので、一度登録した相手との関係が維持しやすいといったメリットもあります。
名刺の登録可能枚数もクラウド保存も無制限ですので、どんどん人脈を広げていきましょう!
また、Eightは名刺管理ツールとしてだけでなく、転職用ツールとしても活用することができます。
自分磨きに役立つ情報や興味のある求人への応募、企業からのスカウトを受けるなんて使い方にも対応しています。
あなたの仕事を長くサポートしてくれる優秀なアプリになるのではないでしょうか。
CAMCARD
料金 | 無料 ※アプリ内課金あり |
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登録方法 | スキャン/QRコード/メールのシグネチャ |
登録可能枚数 | 500枚 |
バックアップ | 可能 ※クラウド |
オフライン使用 | 可能 |
同期 | 可能 ※Salesforce/DynamicsCRM/SugarCRM/Google Contact/Kairos3/Oracle Sales Cloud |
セキュリティ | 暗号化技術の導入 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/タブレット/パソコン |
2011、2012年App Storeトップビジネスアプリ受賞の「CAMCARD」
1億人以上のビジネスパーソンに愛用されている世界中で最も利用者数が多い名刺管理ソリューションです。
世界中で人気を集める理由は、なんといっても使い勝手の良さにあります。
スマートフォンを使って名刺のデータをスキャンするだけで、あっという間に登録が完了。
さらに撮影した名刺の情報は、連絡先として保存したり、新たに画像・動画・テキストなどの情報を追加することもできます。
複数の名刺を連続撮影機能も備えているため、サクサクと登録できるのも嬉しいポイント◎
CAMCARDには最先端のOCR光学文字識別技術を搭載しており、なんと16カ国にも及ぶ言語に対応しています。
そのため、海外で仕事を行う機会の多い方や、世界中の人と取引を行っているような方にもおすすめの名刺管理アプリです。
なお、登録した相手の名刺に変更があった場合には通知が届けられるため、修正忘れによって連絡先が分からなくなるなんてトラブルに見舞われる心配もありません。
さらに、テキストや画像付きのメモ、To-Do設定、商談リマインダー、相手の会社所在地の地図表示など様々な情報を添付することもできます。
CAMCARDをダウンロードしておけば、仕事効率アップが図れること間違いなしですね。
Sansan
料金 | 無料 |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | ー |
バックアップ | ー |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※CSVファイルでの出力によりメール配信ツール/MAツールなどと連携可能 |
セキュリティ | ・プライバシーマーク取得済み ・データの暗号化 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/タブレット/パソコン(Web版) |
先ほどご紹介した「Eight」と同じSansan株式会社の配信する「Sansan」
名刺管理ツールとしてだけでなく、メッセージのやり取り、商談内容の記録などにも活用できるのが特徴です。
登録した情報は、登録日や会社名などにより検索できるようになっており、素早く必要な情報を取り出すことができます。
会議や商談の前に、取引相手の情報をチェックしておくことで、話し合いを円滑に進められるかもしれませんね。
さらに、着信時にはSansanに登録している顧客情報をもとに、会社名や氏名などといった情報が表示される仕組みも備えています。
電話に出る前に、相手の情報やあなたとの関係性をある程度把握できる便利な機能です。
また、QRコードやURLによりオンラインでの名刺交換も可能なので、いつどこで誰とでも名刺交換できるという使い勝手の良さも魅力の一つだといえます。
そのため、人と知り合う機会が多く、どんどん人脈を広げていきたい方におすすめの名刺管理アプリです。
また、Sansanでは社内の同僚の連絡先も合わせて管理したり、名刺交換した人や企業に関するニュースをチェックすることができます。
アプリ一つで、様々な情報を管理できる利便性の高さも嬉しいポイント◎
Wantedly People
料金 | 無料 |
---|---|
登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 無制限 |
バックアップ | 可能 ※クラウド |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※連絡先 |
セキュリティ | ・データの暗号化 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/パソコン(Web) |
500万人以上が使用している名刺管理アプリ「Wantedly People」
Wantedly Peopleが多くの人に支持される理由は、名刺情報の読み取り精度の高さと、情報管理のしやすさにあります。
スマートフォンのカメラで登録したい名刺を読み取ると、わずか3秒ほどで情報のデータ化が完了します。
ここまでは、他の名刺管理アプリと同じですが、なんとWantedly Peopleでは一度に10枚もの名刺を読み込むことができるのです。
マナーモードにするとシャッター音も鳴らないため、どんな場所でも名刺の登録ができるのも嬉しいポイント。
読み込んだ情報は、名前や職種、会社名に加えて、電話番号やE−MAILアドレスなどからも検索できます。
登録している情報量が多くなっても、必要な情報をすぐに取り出すことができますね。
また、Wantedly Peopleはメモ機能も備えています。
相手との出会いや、盛り上がった話題などを記録しておけるので、外部の人と接触する機会が多くなかなか相手のことを覚えられない方におすすめのアプリです。
連絡先と同期させることで、着信時にも情報表示させることができるので、直接会う場面だけでなく電話でのコミュニケーションだってスムーズに進められます。
Evernote Scannable
料金 | 無料 |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 無制限 |
バックアップ | ー |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※連絡先/Evernote |
セキュリティ | ・データの暗号化 |
対応デバイス | スマートフォン(iPhone)/タブレット(iPad)/パソコン(Web) |
「Evernote Scannable」は、Evernoteが提供する文章用スキャナアプリです。
名刺のほか、契約書や領収書といった紙類の管理が行えます。
スキャンした書類は、メールやテキストで送ることができるので、社内での情報の共有がしやすいといったメリットがあります。
また、PDFやJPGファイルとして書き出せば、Evernoteや他のアプリで利用することも可能です。
名刺に限らず様々な書類を文章として取り込むことのできるEvernote Scannableですが、枚数制限がなく無制限で使用できるのも魅力的ですよね。
myBridge
料金 | 無料 |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 無制限 |
バックアップ | 不可 ※Excelでのエクスポート機能でデータ抽出は可能 |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※Googleの連絡帳/Excelファイル |
セキュリティ | ・ISO27001, ISO27701の適合認証取得済み ・データの暗号化 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/タブレット/パソコン(Web) |
「myBridge」は、撮るだけ名刺管理ができる無料名刺管理アプリです。
無制限で名刺を登録することができ、登録した名刺は社内のメンバーとシェアして一緒に管理することもできます。
もちろんメンバー数やシェアする枚数にも上限はありません。
その他にもLINEやメールを使って簡単に名刺の共有が行えます。
シンプルかつ使いやすい内容となっているので、誰でも簡単に使いこなせるのも魅力の一つです。
そのため、1人ではなく、会社など大人数で情報の管理・共有できる名刺管理アプリをお探しの方におすすめです。
しかし、大人数で管理するとなると、気になるのが安全性ですよね。
myBridgeは国際標準(ISO)に従ったセキュリティ対策を講じています。
情報の暗号化、国際標準であるISO27001, ISO27701の適合認証を取得、24時間365日、リアルタイムのモニタリングの実施など、安全性を考慮して様々な取り組みを行なっています。
これほど充実していれば、安心して利用できますね。
名刺ファイリングCLOUD
料金 | 無料 |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 100枚 |
バックアップ | 可能 |
オフライン使用 | ー |
同期 | 不可 |
セキュリティ | ・金融機関向けシステムと同等のセキュリティー基準 |
対応デバイス | 各種スマートフォン/タブレット/パソコン(Windows) |
「名刺ファイリングCLOUD」は、クラウド型名刺管理サービスのアプリです。
アプリ内にデータ保存を行わないため、万が一iPhone/iPadを紛失してしまった場合も、管理サイトから端末別に接続を停止できるのが特徴です。
不正に名刺データを閲覧される心配がありません。
スマートフォンを使用して名刺を撮影すれば、クラウドの高速&高精度なOCRエンジンを使って名刺をテキスト化し、その場ですぐにクラウドサーバー上に登録することができます。
登録したデータは、50音順、または閲覧履歴順でリスト表示したり、キーワードで検索を行うことで簡単に探し出すことができます。
登録人数が増えてきても、素早く情報を取り出せるので非常に便利ですね。
さらに、電話発信やメールをワンタッチで起動することも可能です。
メール作成時に定型文機能を利用することで、氏名や会社名など予め入力された状態から作成できるのも、名刺ファイリングCLOUDの魅力の一つです。
なお、名刺ファイリングCLOUDは100枚までしか名刺の登録が行えません。
100枚を超えそうな場合は、いくつかの有料プランがあるので、必要に応じてプラン変更を検討してみましょう。
名刺認識 ABBYY Business Card Reader
料金 | 無料 ※アプリ内課金あり |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | 10枚 |
バックアップ | 可能 |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※Outlook/Google Contacts/各種デバイス |
セキュリティ | ー |
対応デバイス | 各種スマートフォン/タブレット/パソコン/Apple Watch |
世界中の人々とビジネスなどで関わる機会の多い方におすすめなのが「名刺認識 ABBYY Business Card Reader」です。
ABBYY Business Card Readerでは、なんと25もの言語で名刺からの連絡先情報登録に対応しています。
名刺1枚につき3つの言語まで対応しているので、多言語で記載された名刺も読み取ることができます。
連絡先はすべてクラウド上に保管され、デバイス間で同期できます。
スマートフォンやタブレットといったデバイスはもちろん、パソコンからも情報にアクセスすることができます。
さらにApple Watchでの電話も可能です。
いつどこでも、そしてどんなデバイスでも連絡先のチェックができるのが嬉しいですよね。
無料版で登録できる名刺は10枚と少ないので、無料版を試してみて良いと思えたら無制限利用可能な有料版への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
PHONE APPLI PEOPLE
料金 | 無料 |
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登録方法 | スキャン |
登録可能枚数 | ー |
バックアップ | ー |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※Sansan |
セキュリティ | ・プライバシーマーク取得済み |
対応デバイス | 各種スマートフォン |
「PHONE APPLI PEOPLE」は、生産性を向上させる”人”中心のクラウドサービスです。
アプリ内では名刺管理のほか、キーワードやスキルなどで社内の専門家を簡単に見つけ出すことができます。
さらに連絡を取りたい人を探したら、チャット、メール、電話、Web会議などのツールを活用してコミュニケーションが取れます。
なお、読み込んだ名刺の情報は全社共有・部署内・グループ内など、閲覧範囲の設定が可能です。
必要な時に必要な範囲で情報の共有ができれば、一人ひとりに連絡をとる手間もなくなります。
PHONE APPLI PEOPLEは名刺管理ツールとしてはもちろん、より仕事効率アップを図りたいという方におすすめの画期的なアプリだといえます。
hureco
料金 | 無料 |
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登録方法 | iBeacon機能/QRコード |
登録可能枚数 | ー |
バックアップ | 可能 ※iCloud |
オフライン使用 | ー |
同期 | 可能 ※CSV形式での同期に対応 |
セキュリティ | ー |
対応デバイス | 各種スマートフォン |
「hureco」は、名刺情報を非接触で交換するための登録不要の無料アプリです。
これまでご紹介してきた名刺管理アプリと大きく異なるのが、スマートフォンを使って名刺交換を行うという点です。
hurecoをダウンロードしたスマートフォン同士を近づけて、ビーコン信号を発信(又はQRコードを表示)することで名刺交換ができちゃいます。
これまでになかった名刺交換の形といえますね。
紙として受け取らないので、荷物にもならなければ、アプリでスキャンし登録する手間もかからないのが魅力的ですよね。
情報を交換した場所は、地図画面で記録・表示されるので、いつどこで出会った人かも一目瞭然です。
登録数が多くなってくると情報の管理が難しくなりがちですが、hurecoにはカラーフィルターやメモといった機能が備わっています。
細かく分類して整理するのがお好きな方やマメな性格の方に、ぴったりの機能ですね。
なお、受け取った情報はiCloudにデータ保存されるため、複数のデバイスでも情報の確認ができるのも嬉しいポイント。
ユーザー登録をする必要がないので、イベントなどで活用するのにもおすすめです。
名刺管理アプリの安全性
名刺にはメールアドレスや電話番号など個人情報が含まれているため、アプリを導入する際には、その安全性も気になりますよね。
そこで名刺管理アプリの安全性について調査してみましたが、名刺管理アプリから情報漏洩があったという情報は見つけられませんでした。
ただ、やはり安全性を考えるとセキュリティのしっかりしたアプリを選びたいものです。
セキュリティの高いアプリを選ぶなら、以下のポイントをチェックしてみましょう。
- プライバシーマーク取得状況
- アプリのログイン認証の有無
- データの暗号化の有無
- アプリストアのレビューやSNSなどの口コミ
プライバシーマークとは、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等に、使用が認められたマークです。
専門機関により認められた事業者等しか使用できないため、プライバシーマークを取得していれば安全性が高いといえます。
また、登録している名刺データをクラウドで管理する場合、誰かに情報を盗み見られるリスクを軽減するために、データの暗号化に対応しているかも確認しておきましょう。
データの暗号化に対応していれば、万一データが盗まれたとしても暗号鍵がない限り、データを見られる心配はありません。
さらに、スマートフォンなどアプリ使用端末を紛失してしまった場合に備えて、アプリ自体にロックがかけられるものを選ぶと、さらに安心ですね。
アプリストアのレビューやSNSなどの口コミには、実際にアプリを利用した方のリアルな声が数多く投稿されており、安全性を知る上でも参考になります。
気になるアプリを見つけたら、ぜひレビューや口コミもチェックしてみてくださいね。
名刺管理アプリは相手に知られない?
名刺情報の管理において非常に便利な名刺管理アプリ。
しかし、中には登録した相手とSNSで自動的に繋がってしまうアプリもあるため注意が必要です。
特に普段の生活で使用する端末にアプリをダウンロードして名刺管理を行う場合、プライベートなSNSで繋がってしまう可能性もあります。
仕事と私生活はできる限り混同したくはないですよね。
SNSなどで勝手に繋がったり、相手に知られないようにしたい方は、SNS機能や情報が自動更新されないアプリを選ぶようにしましょう。
もし使用している名刺管理アプリに、SNS機能や情報の自動更新が備わっている場合には、設定の変更を行う必要があります。
他のSNSとの連携や、名刺情報の公開設定がオフになるよう設定し直しましょう。
名刺管理アプリの選び方
ここまで色々な名刺管理アプリを紹介してきました。
果たして自分にどのアプリが合っているのか分からないという方のために、名刺管理アプリの選び方のポイントについてお話ししていきます。
名刺アプリの選び方のポイントは以下の4点です。
- 対応OS
- 安全性の高さ
- 保存できる名刺の枚数
- 外部ツールとの連携
もちろんこちらにあげたポイントも、使い方によって必要性が変わってきます。
候補を絞り込んでいく際の参考にしてみてくださいね。
対応OS|iPhone・Android
まず、最も重要なのが対応OSです。
iPhoneの場合にはApp Storeにあるアプリ、Androidの場合にはGoogle Playにあるアプリといった具合に、名刺管理アプリに限らずアプリは使用できるOSが限られます。
もちろんいずれのOSでも利用できるアプリも存在しますので、まずは対応OSを確認してみましょう。
また、スマートフォンではなくタブレットやパソコンで管理したい方は、使用可能デバイスについての確認も忘れず行いましょう。
安全性の高いアプリを選ぶ
先ほどもお話ししたように、名前や会社、役職などを記載した名刺は個人情報で溢れています。
個人情報管理の観点から、アプリの安全性についてもチェックしておきましょう。
個人情報について、適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等にのみ使用が認められたプライバシーマークを取得しているかどうかが、一つの目安となります。
その他、データの暗号化やアクセス制限、パスワード設定の可否などもチェックしておけると安心です。
保存できる名刺の枚数で選ぶ
無料で利用できる名刺管理アプリは、保存できる名刺の枚数が限られます。
上限を超えてしまった場合、有料版に切り替えるなどの対応が求められます。
そのため、事前に保存できる名刺の枚数をある程度考慮して、アプリを選ぶようにしましょう。
しかし、仕事を続けていく上で、名刺は自然と増え続けるものです。
今は間に合っていても、将来的に枚数が足りなくなる可能性も出てきます。
保存可能な名刺の枚数が少ないアプリを使った場合、有料版への切り替えやデータの引き継ぎといった手間が発生することを理解しておく必要があります。
外部ツールとの連携で選ぶ
名刺管理アプリの中にはLINEなどのメッセージアプリやSNS、連絡帳、オフィスで使用している既存システムと連携できるものがあります。
転勤や部署異動など、誰かに仕事を引き継ぐ可能性のある方は、外部ツールと連携できるものを選ぶことをおすすめします。
外部ツールとの連携機能を備えていれば、名刺情報の引き継ぎがしやすいためです。
また、スマートフォンの機種変更の際にも、連携機能があるとデータの移行がスムーズに行えます。
その他にも、SFAやCRMツールを導入している場合、名刺情報と紐づけられれば利便性が高まります。
効率的に仕事を進める上で、会社で使用しているツールと連携が可能であるかどうかという点は、アプリ選びでぜひ抑えておきたいポイントの一つです。
名刺管理アプリに関するよくある質問
最後に名刺管理アプリに関するよくある質問をご紹介します。
名刺管理アプリを使ってみたいけれど、まだ気になるところがあるという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オフラインのみでも使える名刺管理アプリは?
今回ご紹介した名刺管理アプリにも、いくつかオフラインで使用できるアプリがありました。
その中でも特におすすめなのが「CAMCARD」です。
CAMCARDをおすすめする理由として、登録のしやすさはもちろん、データ管理までアプリで行うことができる点が挙げられます。
さらに、登録した名刺情報は、スマートフォン・タブレット・パソコン(Web)からもクラウドで閲覧、共有することができます。
それほど充実した機能を備えている上に、オフラインで使用できる便利さから、他のアプリと一線を画する存在だと言えます。
いつどこでも必要な情報を探し出して利用できるので、仕事柄営業先を回り、出先で連絡先の確認を行う機会が多い方にもおすすめです。
様々なデバイスで利用するとなると、気になるのが安全性ですが、CAMCARDでは銀行並みのセキュリティ対策を行っています。
安全面も優れているので、ビジネスでの利用にもぴったりですね。
個人でも使いやすい名刺管理アプリのおすすめは?
個人でも使いやすい名刺管理アプリとしておすすめなのは「Eight」です。
Eightは無制限で名刺の登録が出来る上に、アプリのデザインがシンプルで見やすく、情報の管理がしやすいのが特徴です。
名刺交換した相手の異動や昇進といった近況情報を通知で届けてもらえるため、常に新しい情報にアップデートしていくことも可能です。
そのため、個人事業主さんをはじめ、趣味などを通じて人と出会う機会の多い方に特におすすめの名刺管理アプリです。
また、Eightでは共通の知り合いを通じて新たな人脈形成ができたり、自分磨きに役立つ情報や求人情報の配信も行っています。
転職を考えている方は、ダウンロードしておいて損のない名刺管理アプリです。
名刺管理で仕事の効率化アップを図りながら、自分に有益な情報を集めちゃいましょう。
パソコンでも使える名刺管理ソフトのおすすめは?
名刺管理ツールをパソコンでも使いたいという方におすすめなのが「Sansan」です。
業界・業種を問わず8,000社以上の利用実績を誇るSansanは、業界シェアナンバーワンの名刺管理ツールです。
Sansanでは名刺管理のほか、メール・電話・面会などの履歴の記録や、企業データベースと連携といった活用も可能です。
さらに、SalesforceやMarketoなどのCRM、SFA、MAツールと連携することもできるため、手に入れた名刺データをビジネスに活かしやすいといった特徴もあります。
そのためSansanは、どちらかというとビジネスで利用したい方や企業向けの名刺管理ソフトだといえます。
登録したデータは手軽に共有できるため、これまで個々で管理していた情報を社内でシェアしやすいのが嬉しいですね。
また、専用アプリ使えば情報の共有ができ、仕事の効率アップに繋がるのもSansanの強みです。
名刺管理アプリまとめ
以上、おすすめの名刺管理アプリをご紹介しました。
今回無料で使えるアプリに絞ってピックアップしましたが、いずれのアプリも使い勝手の良さが魅力です。
名刺の取り込み方法やバックアップの可否、登録できる枚数など、各アプリにより異なります。
使い方に合わせて、あなたに合った名刺管理アプリを探してみましょう。
アプリを活用して、仕事の効率がアップすると良いですね。
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