新型コロナウイルスの流行により外での活動が厳しくなった昨今、体を動かす機会が減っています。
そのため、運動不足に陥り体力や免疫力の低下を引き起こしている方が多くいます。
読者の中には、会社の健康診断等で指摘された方もいるのではないでしょうか。
このような状況の中で運動不足を解消する方法は、日常の生活の中に自然に組み込むことです。
そこで、とくにおすすめな運動が「徒歩」です。
たとえば、エレベーターではなく階段を利用したり、会社まで歩いたりするといったことは直ぐに取り組めるでしょう。
厚生労働省の指針では、一日の目標とすべき歩数は、20歳から64歳の場合男性で9200歩、女性で8300歩とされているため、まずは自分が日常的にどれくらい歩いているか把握するところからはじめます。
今回の記事では、そのための手段として「万歩計アプリ」を紹介します。
シンプルで使いやすいものから、ポイントが貯まるようなお得なものまでさまざまあるため、気になるものがあればインストールしてみましょう。
この記事を最後まで読み終えた頃には、自分にぴったりのアプリを見つけることができ、「徒歩」が習慣化しています。
是非参考にしてみてください。
キャリア別おすすめの万歩計アプリ
アプリ名 | アプリ内課金 | グラフ化機能 | 精度調整 | デバイス |
---|---|---|---|---|
dヘルスケア | 基本無料/一部あり | 〇 | 不可 | iOS 13.0以降
Android 6.0以上 |
auウェルネス | 基本無料/一部あり | 〇 | 不可 | iOS 14.0以降
Android 8.0以上 |
お父さん歩数計 | 基本無料 | 〇 | 不可 | iOS 10.0以降 |
歩数計アプリはたくさんありすぎて、どれを選べばいいか迷ってしまいます。
必要な機能を把握した上で選ぶことができればいいのですが、はじめての場合それもなかなか難しいです。
そこで一つの指標として、まずは自分が使っている携帯電話のキャリアを基準に考えてみるといいでしょう。
それぞれの携帯電話会社が出しているアプリなので、ポイントの付与や期間限定のプレゼントなど、お得なサービスを併用して受けることができます。
dヘルスケア|ドコモの無料で使える万歩計アプリ
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | 〇 |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 13.0以降
Android 6.0以上 |
ドコモが提供している万歩計アプリです。
dヘルスケアのサービスは主に3つあります。
- 毎日歩数ミッションがあり、達成するとdポイント付与
- 医師にチャットで24時間相談できる機能
- 12種類のカテゴリーから悩みに合わせた健康ミッションを選択
健康状態を記録するだけでなく、ミッションという形で目標歩数や体重管理を行いゲーム感覚で取り組める工夫がされています。
達成することでdポイントが付与されるというシステムが共通の機能としてあり、成果報酬の仕組みを上手く活用しています。
健康維持に役立ちつつ、ポイントも貯められて達成感も得られるまさに一石三鳥であるため利用者からの評判も高く、2019年の「App Ape Award 2019」アワードでは「人気投票アプリ部門最優秀賞」を受賞しています。
キャリア会社が直接運営していることから、今後もさまざまサービスが出てくることが予想され、楽しみなアプリの一つです。
auウェルネス|auの無料で使える万歩計アプリ
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | 〇 |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 14.0以降
Android 8.0以上 |
auが提供している万歩計アプリです。
auウェルネスのサービスは主に4つあります。
- エクササイズ動画
- スポーツジム体験
- プレゼント特典
- オンライン診療・服薬指導
健康を目指すために楽しく続けられるサービスがたくさんあります。
健康レベル制というシステムが搭載され、auウェルネス内での健康活動達成状況をS・A・B・Cの4段階で管理しています。
レベルを上げると、健康レベルに応じたさまざまな特典を受けることができます。
また健康レベルが具体的に可視化されるため、日々のモチベーションにも繋がります。
ヘルスケア的な側面においてもオンライン診療や服薬指導などのサービスが充実しているため、体調が悪いと感じた場合でも相談することが可能です。
健康を維持するために継続的に取り組める仕組みがしっかりと構築されており、このアプリ一つで全て完結できるためとても便利です。
お父さん歩数計|ソフトバンクのCMでお馴染みお父さん犬の万歩計アプリ
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 10.0以降 |
ソフトバンクが提供している万歩計アプリです。
お父さん歩数計のサービスは主に2つあります。
- 消費カロリー計算
- ウォーキングとランニングの自動判別機能
お父さん歩数計はCMでお馴染みの人気キャラクター「白戸家のお父さん」が歩いた歩数と消費カロリーを計算してくれるアプリです。
アプリを起動するだけで自動的に反映され、バックグラウンドでの動作が可能なため通常通り持ち運ぶだけで使用できます。
シンプルな画面になっており、見やすく使いやすい設計となっています。
特別な機能はありませんが、1000歩歩くごとに「お父さん」のスタンプが送られてくるため、ファンの方達を含めそのキャラクター性で人気を博しています。
おすすめの無料万歩計アプリ
アプリ名 | アプリ内課金 | グラフ化機能 | 精度調整 | デバイス |
---|---|---|---|---|
歩数計-ウォーキングアプリ | 基本無料 | 〇 | 可能 | iOS 11.0以降
Android 4.4以上 |
Google Fit | 基本無料 | 〇 | 不可 | iOS 13.0以降
Android デバイスにより異なる |
aruku& | 基本無料/
アプリ内課金あり |
〇 | 不可 | iOS 12.0以降
Android 5.0以上 |
歩数計Mapio | 基本無料/アプリ内課金あり | 〇 | 不可 | iOS 12.0以降
Android 9.0以上 |
トリマ | 基本無料 | × | 不可 | iOS 14.0以降
Android 7.1以上 |
FiNC | 基本無料/アプリ内課金あり | 〇 | 不可 | iOS 14.0以降
Android 8.0以上 |
Pacer | 基本無料/アプリ内課金あり | 〇 | 不可 | iOS 11.0以降
Android 5.0以上 |
歩数管理におすすめなのが歩数計アプリですが、カロリー計算やポイント付与、健康指導や動画解説などさまざまな機能を持った種類がたくさんあります。
キャリア別に公式が展開しているサービスもいいですが、目的用途によっては必要な機能がない場合もあります。
そこでこの章では、携帯電話会社の公式ではない企業が開発した万歩計アプリに絞って解説していきます。
歩数計-ウォーキングアプリ
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | × |
デバイス | iOS 11.0以降
Android 4.4以上 |
スタートボタンを押して持ち歩くだけのシンプルな操作性が魅力です。
アプリで歩数を管理するときは、必ずアプリを起動させる必要があります。
様々な機能が搭載されているアプリもいいのですが、起動に時間がかかったり、不必要な広告宣伝が入ったりと、意外と使用までのハードルが高くなりがちです。
本来の目的は歩数管理のため、起動までの時間がかかってモチベーションが下がるのは本末転倒です。
その点このアプリは、文字が大きくて読みやすく消費カロリーや距離、歩行時間など最低限の機能しかないため、誰でも気軽に使える設計になっています。
まずはお試しでというくらいの軽い気持ちで使用する人にはおすすめのアプリでしょう。
Google Fit
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 13.0以降
Android デバイスにより異なる |
あらゆるアクティビティと健康管理をこのアプリひとつで管理できます。
世界保健機構(WHO)と米国心臓協会(AHA)が共同で設定した運動指標である「ハートポイント」を表示して、自分の運動が健康状態にどのようにつながっているかを視覚的に把握することができます。
外部アプリとの連携も豊富で、体重計データやその他の健康アプリと連携してまとめて管理できるため、歩数目標だけでなくジョギングやスイミング、エアロビクスなど全ての運動記録から総合的に運動指針を検討できます。
スマートウォッチと連携させることでリアルタイムな情報を同時に記録することも可能です。
歩数計アプリというよりは、全ての運動履歴や健康管理ができるアプリという位置付けで考えるといいでしょう。
ウォーキングだけに留まらず、日常的に運動する習慣がある人におすすめです。
aruku&
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 12.0以降
Android 5.0以上 |
歩くごとに地域の名産品をゲットできるチャンスがもらえる歩数計アプリ。
マップに表示された住民を探し、ミッションをクリアすることで応募できるカードが入手できる仕組みです。
地域の名産やコンビニのお菓子など、商品が充実しています。
また、「Tポイント」との連携機能もあるので、ポイントを貯めることもできます。
歩数計機能に加えて、体重管理や消費カロリーの計算も可能で、「おにぎり〇〇個分」と視覚的にイメージしやすい設計になっています。
基本的には歩くだけなので、「歩いていたら知らない間に嬉しい特典がついてきた」という感覚で、楽しく継続できるでしょう。
歩数計Mapio
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | × |
デバイス | iOS 12.0以降
Android 9.0以上 |
歩数計に特化した、シンプルな使い心地が魅力的です。
時間ごとの歩数を1日単位で記録・管理することができ、目標に対しての達成度を1ヶ月ごとに自動で算出してくれます。
月間ベストや自己ベストなども表示され、モチベーションの維持向上に繋がります。
歩数計以外の余計な機能が搭載されていないため、アプリの消費電力なども気にする必要はありません。
アプリを継続して使い続けられる最低限の条件は「使いやすいかどうか」という点です。
その点に関してこのアプリは、健康維持のための「歩く」という目的を達成するためだけに必要な機能に特化しているため、最も的を得たアプリと言えるでしょう。
「歩数計以外の余計な機能は必要ない」という方にはおすすめです。
トリマ
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | × |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | × |
デバイス | iOS 14.0以降
Android 7.1以上 |
歩くことでポイントが貯まる万歩計アプリです。
貯まったマイルは100マイル=1円として、AmazonギフトやiTunesギフトに変換できます。
ポイントを現金にできるアプリは他にもありますが、このアプリの最大の特徴は移動手段の全てにポイントが付与される点です。
たとえば、電車移動や車移動、自転車移動などでもポイントがつきます。
自分の行動履歴をマップ上で確認できる機能もあるため、自分の普段の移動範囲や方法について、全ての移動手段から適切に管理できます。
FiNC
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | ×
(AI自動コーチ/動画あり) |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 14.0以降
Android 8.0以上 |
AIが専属コーチとなってサポートしてくれるのが特徴のアプリです。
ジムやヨガ教室などに通うと専属のコーチが一人一人に合わせてサポートしてくれます。
そのため、継続しやすく効果も出やすいです。
しかし、難点としては費用負担が大きいことにあります。
そんな人には、このアプリケーションを使うといいでしょう。
一人一人の悩みに合わせて、FiNC独自のAIが毎日の食事や睡眠、運動のデータをもとに、科学的な知見に基づいて適切にアドバイスしてくれます。
歩数計記録機能との連動も可能で、画面もシンプルで使いやすい設計になっているため、起動して持ち運ぶだけで、しっかりとした健康管理が可能になります。
Pacer
利用料金 | 基本無料/アプリ内課金あり |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 11.0以降
Android 5.0以上 |
世界中のユーザーと繋がれる歩数計アプリです。
コミュニティーに参加することで、同じ目標を持った仲間たちと互いに励まし合いながら活動できます。
一人だけで高い意識をもって継続するのはなかなか大変ですが、同じ意識を持った人たちの中に自ら身を置き、周りの環境を整えていくことで目標達成も見えてきます。
プレミアムプランでは、コーチングや活動レポート機能などが追加されるほか、動画によるエクササイズ指導なども受けられるため、本格的な活動にも使えます。
周りの人たちと楽しみながら自分たちのペースで続けたい人は無料プランで取り組み、本格的なプロの指導を受けながら取り組みたい人は有料プランで取り組むといいでしょう。
目標に応じて使い分けるのがポイントです。
かわいい無料万歩計アプリ
アプリ名 | アプリ内課金 | グラフ化機能 | 精度調整 | デバイス |
---|---|---|---|---|
おさんぽ
ハローキティ |
基本無料 | 〇 | 不可 | iOS 9.0以降
Android 4.4以上 |
おでかけ
マイメロディ |
基本無料 | 〇 | 不可 | iOS 9.0以降
Android 4.4以上 |
Pikmin Bloom | 基本無料/
アプリ内課金あり |
× | 不可 | iOS 12.0以降
Android 6.0以上 |
本格的な機能は必要ないが、どうせなら自分の好きな要素が欲しいと思う方は多いです。
なかにはそれがモチベーションにつながり、継続する理由になることもあります。
そこでこの章では、機能は最低限ですが楽しめる要素を全面に押し出したコンセプトで設計されている万歩計アプリを紹介します。
自分の好きなキャラクターやゲーム要素が含まれていれば、それだけでスタートするきっかけになるはずです。
簡単ダイエット!おさんぽハローキティ
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 9.0以降
Android 4.4以上 |
このアプリは、キティちゃんが動くかわいい画面で歩数を計測できるアプリです。
入力した身長と体重をもとに、消費カロリー等も自動で算出してくれます。
そして、これらの要素に加えて楽しめるポイントがコレクション要素がある点です。
目標を達成すると「りんご」を入手でき、これを貯めることでガチャを回すことができます。
中にはキティちゃんのモーションや壁紙などさまざまなアイテムが入っており、着せ替えをして楽しむことができます。
機能としては、歩数計測や消費カロリー計算、グラフによる記録管理など基本的な機能が中心で、他のアプリと比べて突出している点はありません。
しかし、上記でも記載したコレクション要素と圧倒的キャラクターの認知力で大多数のファンからは支持を得ています。
可愛いアプリを使いたい、キティちゃんが好きだ、といった人にはおすすめのアプリです。
簡単ダイエット記録!おでかけマイメロディ
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | 〇 |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | 〇 |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 9.0以降
Android 4.4以上 |
このアプリは、マイメロディが動くかわいい画面で歩数を計測できるアプリです。
身長・体重等のパーソナルデータを入力することで、1ヶ月で1Kg痩せるために必要な歩数を算出、マイメロディと一緒に達成率を毎日楽しく確認することができます。
毎日の目標を達成することで「コイン」を獲得することができ、「福引」という機能を使用できるようになります。
そして、マイメロディのモーションや壁紙などさまざまなアイテムをコレクションすることができます。
制作会社は株式会社Nagisaという会社で、『構想はいつも、実現を待っている。』を経営理念としているモノづくり集団です。
スマートフォンを持つのが当たり前になり、更なる成長が見込まれるスマートフォンアプリの領域で、 これまでに培ったノウハウを生かし、コミュニティ、ユーティリティ、ゲーム、知育等の企画、開発 を行い、現在までに2,000万DL以上を越える実績をあげています。
上記の「おさんぽハローキティ」もこの会社が制作しており、今後もさまざまなサービスが期待できます。
かわいいアプリが好き、サンリオのファン、といった方はこのアプリを含めてチェックしておきましょう。
Pikmin Bloom
利用料金 | 基本無料 |
---|---|
消費カロリー | × |
診療 | × |
ポイント・懸賞 | × |
記録機能 | 〇 |
デバイス | iOS 12.0以降
Android 6.0以上 |
位置情報の活用と、任天堂の人気キャラクターである「ピクミン」がコラボレーションしたアプリです。
歩くことでピクミンを育て、撮影した写真など1日の振り返りを通じ、彼らとの日常を楽しむモバイルゲームとなっています。
外出の機会が減っていたコロナ禍中にリリースしたアプリで、他の人と競争性の高いコンテンツ設計ではなく、個人の歩く意欲を促進する設計になっています。
その要素はアプリ内のミッションで特に顕著に表れており、自分の行動を写真に残すことで振り返ったときにモチベーションアップにつながるように工夫されています。
人気ゲームシリーズ「ピクミン」が好きな人、特に一度は自分もピクミンを連れて歩いてみたいと夢見た方は、ぜひ一度試してみてください。
万歩計アプリの使い方|活用法
万歩計アプリを歩数のみ計測するために使用している人は少ないでしょう。
なぜなら、「歩く」という行為をただ歩くだけにしてしまわず、「〇〇のついでに歩く」の方が継続しやすいからです。
結局のところ、人間が継続するためにはモチベーションの維持が大切です。
そして、モチベーションを維持するには何か「理由付け」が必要です。
万歩計アプリは、本来歩いた歩数(距離)を計測できれば充分ですが、それだけの機能しかないアプリはほとんどありません。
「歩く」+「〇〇」として多い活用方法は以下の3つです。
- 健康維持
- ダイエット
- ポイ活
継続するための「理由付け」の参考にしてみてください。
健康維持
歩く最大の目的はなんといっても健康維持でしょう。
自宅にこもりがちな生活で不足しがちな運動量を補うために歩く人はかなり多いです。
そのため、歩数計アプリには付属機能として健康面を管理できる機能が備わっています。
たとえば、体重管理や摂取カロリー、消費カロリー管理などです。
歩いたときの心拍数やGPS機能で歩行距離なども一緒に記録し、AIで自動的に健康状態を示してくれる機能もあります。
動画で健康指導してくれたり、オンラインで相談するサービスも展開しており、これら上記の情報をもとにライフスタイルの改善を行うこともできます。
今の時代、万歩計アプリは歩数を計測するためだけのものではありません。
いかに、健康面などと結びつけてサービスを向上させていくかが選ばれるアプリの一つの指標になります。
そのため、今後もさらに優れた機能が搭載されていくでしょう。
ダイエット
健康的にダイエットをするために歩くという方は多いです。
そこでこれらを目的にしている方は、カロリーやヘルスデータを表示してくれる付加機能がある歩数計アプリを選びます。
中には、歩数を消費カロリーに置き換えて表示してくれるものもあるので、ダイエット中のモチベーションアップにも繋がります。
血圧や脈拍、便通など体調の記録と連携して、その日の体調に見合った運動量を自動的に計測してくれるサービスもあるので、合わせて活用するとより高い効果を得られる可能性もあります。
ダイエットは続けることが肝心ですが、自分一人では難しい部分もあります。
SNSのようなコミュニティ機能を持ったアプリもあるので、同じ志を持った仲間を探してみるといいでしょう。
同時に検討してみてください。
ポイ活(小遣い稼ぎ)
人気のウォーキングアプリは、規程のノルマやミッションを達成することで、各種ポイントがもらえるものがあります。
中には現金化できるものもあり、ウォーキングしながら「ポイ活(ポイントサイトを使って収入を得ること)」をすることができます。
たとえば、Tポイントや楽天ポイント、dポイントなどと連携したアプリなら、ウォーキングした分だけ買い物がお得になります。
また、独自のキャンペーンを実施しているアプリやオリジナルのポイント、豪華賞品と交換できるものもあり、もしかしたら自分の欲しいものもそこにあるかもしれません。
どうせウォーキングするならついでに確認しておくといいでしょう。
万歩計の設定方法
使用したいアプリが見つかった場合、次に行うのが歩数計をカウントするための設定方法です。
iPhoneとAndroidそれぞれに歩数を自動で管理する機能が備わっていますが、それを対象のアプリと接続設定しなければ、計測することができません。
この章では、それぞれのデバイスに合わせた設定方法を解説します。
iPhoneの設定方法
iPhoneには標準アプリの機能として「万歩計(歩数計)」が搭載されています。
歩行距離の測定や他アプリとの連携機能は使用する機会も多いため、この章ではiPhoneの万歩計(歩数計)アプリを例に解説します。
【1】「設定」を開き、「プライバシー」をタップします。
【2】「モーションとフィットネス」へ進みます。
【3】「フィットネストラッキング」と「ヘルスケア」をオンにして、今度はヘルスケアアプリを開きます。
【4】画面下部の「概要」をタップし、「よく使う項目」の「編集」をタップします。
【5】上写真「ウォーキング+ランニングの距離」と「歩数」をオンにすると、万歩計・歩数計が正常に機能するように
なります。
Androidの設定方法
Androidには標準アプリの機能として「Google Fit」が搭載されています。
Googleが提供する健康管理アプリで、歩数のほかにも、移動距離、速度、消費エネルギー、栄養、睡眠などの健康に関するさまざまなデータを管理することができます。
Androidユーザーの場合、他アプリとの連携に使うことが多いので、この章では「Google Fit」を例に解説します。
【1】ホーム画面にある「Fit」アプリを起動します。
【2】開いた画面の最下部にある「プロフィール」をタップします。
【3】開いた画面の右上にある「⚙」歯車のアイコンをタップします。
【4】開いた画面の「接続済みのアプリを管理」をタップします。
【5】開いた画面に「〇〇〇」と連携したいアプリが表示されていることを確認します。
万歩計アプリでよくある質問
万歩計アプリを使用する中で下記のような質問がよくあります。
- アプリを起動しなくても歩数は数えられる?
- 通信量はかからない?
- dヘルケアの無料版と有料版の違いは?
- dヘルケアの無料版はいつまで?
基本的には使うアプリによって違いますが、気になる人が多い内容なので解説します。
アプリを起動しなくても歩数は数えられる?
起動しているかどうかによって、歩数カウントができるかどうかはアプリによって違います。
たとえば、iPhoneの標準アプリである「ヘルスケア」やAndroidの標準アプリである「Google Fit」などはアプリを起動しなくてもバックグラウンドで計測してくれます。
逆に外部アプリのようにインストールしてきたアプリだと、起動しなければ歩数をカウントしてくれない場合もあります。
最近のアプリは標準搭載されている「ヘルスケア」や「Google Fit」などと連携して、外部アプリでもカウントできるようになっているものも増えてきているため、確認してみるといいでしょう。
通信料はかからない?
万歩計アプリは毎日使うため、通信量が気になるかもしれません。
そんなときは、オフラインでも使えるアプリを選ぶといいでしょう。
データの通信量を気にせず、しかも省エネのタイプが多いので使いやすいでしょう。
注意事項としては、アプリの機能的にシンプルなものが多い点です。
そのため、自分が必要な機能が使えない場合もあります。
たとえば、GPS機能を活用して自分のウォーキング経路などが知りたいときはどうしても通信する必要があります。
このように、自分が必要としている機能がオフラインでも利用できるのかどうかが検討する際の本当に大切なポイントになるでしょう。
dヘルスケアの無料版と有料版の違いは?
dヘルスケアの無料版で利用できるのは「健康管理機能」「体重・歩数計ミッション」のみの最低限となっており、利用できるサービスが限られています。
ミッションは毎日利用することができますが、dポイントの抽選では外れの場合もあるため、ミッションをクリアして抽選を行ってもdポイントが貰えないこともあります。
月額コースに入ると、目標体重を設定して日々の運動の効果を測定することも出来ますし、医師にチャットで相談して、正しいトレーニングを行う事も出来ます。
広告表示をOFFにできたり、さまざまなミッションが追加されポイントが貯まりやすくなるなど、使い勝手も良くなります。
本格的に使いたい人は月額コースがオススメでしょう。
他、違いについては下記にまとめていますのでご参考下さい。
料金形態 | 無料 | 月額コース |
---|---|---|
管理記録 | 〇 | 〇 |
目標体重設定 | × | 〇 |
グラフ表示 | 〇 | 〇 |
健康コラム | 〇 | 〇 |
体重ミッション | 〇 | 〇 |
歩数ミッション | 〇 | 〇 |
ポイント抽選 | 外れあり | 外れなし |
ご褒美ミッション | × | 〇 |
イベントミッション | × | 〇 |
悩み別ミッション | × | 〇 |
ふりかえりレポート配信 | × | 〇 |
医師へのチャット相談(first call) | × | 〇 |
ヘルスケア商品割引 | × | 〇 |
健康アプリ使い放題 | × | × |
広告表示 | あり | なし |
利用可能ユーザー | ドコモユーザーのみ | ドコモユーザー以外も可能 |
dヘルスケアの無料版はいつまで?
dアカウントがあれば無料で使い続けることができます。
しかし、有料版と比べると使える機能が制限されてしまうので、注意が必要です。
有料コースの場合、月額300円かかりますが初回は31日間無料で使用できます。
無料と有料で迷っている人は、お試しで31日間の無料期間を活用してみるといいでしょう。
万歩計アプリまとめ
万歩計アプリについて解説してきました。
アプリによってさまざまな特徴がありますが、共通して押さえておくべきポイントは、「自分の目的に合う機能が備わっているか」「継続できる仕組みを踏まえてアプリ設計されているか」の2点になります。
無料版や有料版など費用対効果の視点や他のデバイスとの連携機能、SNS共有機能なども大切ですが効果を出すためには継続して使い続けることが大切です。
その意味でも上記の2点は基本としてしっかり押さえておく必要があるでしょう。
設計開発者は利用者のニーズを敏感に感じ取り、マーケティングの視点からアプリの中に組み込んでいます。
そのため、切磋琢磨できるのはいいことですが、似たような機能を持ったアプリが乱立しているのが難点です。
この辺りは、利用者の責任としてしっかり選択していく必要があるでしょう。
今後も健康志向はどんどん高まっていくと予想されます。
それに合わせてアプリも便利になっていくでしょう。
この記事を参考にぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。
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